自己啓発の原点とも言われる名著が"超訳"×"文庫サイズ" で登場、『超訳カーネギー 道は開ける エッセンシャル版』発売!

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは2021年8月20日に『超訳カーネギー 道は開ける エッセンシャル版』(デール・カーネギー:著 弓場隆:訳)を刊行。 1936年に発売され、 現在では全世界で1500万部を超えるヒットとなっている『人を動かす』。 それと双璧をなすカーネギーの名著が『道は開ける』。 今回、 およそ80年にもわたって読み継がれるその傑作を現代語で新解釈し、 翻訳した『超訳カーネギー 道は開ける』を、 より手に取りやすい文庫版として、 装い新たに発売。 原文をそのまま直訳するのではなく、 よりシンプルに、 わかりやすくカーネギーの教えを翻訳。 1ページ1項目の読みやすい形式に整理している。 今作は、 『超訳ニーチェの言葉エッセンシャル版』をはじめ、 累計で60万部を超えるクラシック文庫シリーズの第16作目。 いつでも・どこでも・どこからでも読めて、 あなたの背中を押す名言シリーズに、 自己啓発の原点とも言われる『カーネギー 道は開ける』がラインナップに加わり、 更に個性豊かに、 彩り豊かになった。

悩みを克服したいすべての人へ

本書に書かれていることは、 「目新しいこと」ではないが、 「多くの人があまり実行していないこと」。 古今東西の偉人たちのエピソードや、 著名人や彼の生徒たちとの対話から得られた、 実用的な悩みの対処法の数々。カーネギー自身が“悩みをうまく克服するための方法の集大成”とまで評する本書の内容を少し紹介。

●与えられた条件で精一杯生きる

オーレ・ブルはノルウェーが生んだ偉大なバイオリン奏者である。 パリでコンサートを開いたとき、 途中でバイオリンの弦の一本が切れるというアクシデントに見舞われた。 しかし、 彼は少しもあわてることなく、 残りの三本の弦を使って見事に演奏し、 満場の聴衆を魅了した。 誰の人生にも足りないものは必ずある。 だが、 それについて不平を言ったところで何も始まらない。 要は、 自分が持っているものを積極的に活用し、 道を切り開けばいいのだ。 人生で勝利を収めるというのは、 そういうことである。

●あらゆる物事の最もいい部分を見る

二百年前、 イギリスの文学者サミュエル・ジョンソン博士は「あらゆる物事の最もいい部分を見る習慣には計り知れない価値がある」と言った。 とはいえ、 ジョンソン博士は最初から恵まれた人生を送っていたわけではない。 彼は二十年にわたって不安と貧困と空腹を経験した後、 ついに「文壇の大御所」と呼ばれるようになった人物である。

●敵を憎まない

敵を憎むと敵に支配されることになる。 敵の支配力は私たちの睡眠、 食欲、 血圧、 健康、 幸福にまでおよぶ。 敵は私たちが苦しんでいることを知ると、 復讐が功を奏したことに喜びを感じるに違いない。 私たちがいくら憎しみを抱いても敵は痛くも痒くもなく、 自分が寝ても覚めても腹が立って仕方がないだけである。

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