映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の児童向けノベライズが初登場!

1985年に公開された映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。 タイムトラベルに巻き込まれる主人公の冒険を軽快に描いた青春ストーリーは、 世界中に大きなブームを起こし、 公開から36年経った今もなお広い世代に愛され続けている。 そんな本作をポプラ社の児童文庫レーベル・キミノベルより、 日本で 初めての児童向けノベライズ作品 として刊行。 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の魅力はまず、 次から次へとピンチが訪れストーリーが展開していく高いエンタメ性にある。 また、 クールなデロリアンでの時空超えやスケートボードでのスリリングなチェイスシーンなどは、 世代を超えて現代の子どもたちの心も動かすはず。 さらに、 過去に行って若かりし頃の自身の両親に会うという展開は、 いつの時代の子どもたちにも、 新鮮な衝撃を与えるのではないだろうか。 一方で、 タイムトリップするという現実には起こり得ないストーリーでありながら、 家族への愛や固い友情、 恋や夢を追うことの素晴らしさなど、 子どもたちに身近なテーマが描かれている。 必死で両親を結び付けようとしたり、 友人の命を救おうとするマーティの奮闘を、 子どもたちは共感を持って見守るはずだ。コロナ禍で、 先が見えない状況が続いているが、 「未来は自分でつくる」 というマーティの姿から、 だれでも、 勇気、 希望、 夢を持つことができるのだということを子どもたちに感じ取ってほしい、 そんな想いで本書をつくったとのこと。

児童文庫『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の読みどころ

現代に合わせた今風なイラストがたっぷり!

ゲームのキャラクターデザインなど多方面で活躍する岩本ゼロゴによるイラストは、 映画のワンシーンを彷彿させるほど、 丁寧に原作に寄り添ったもの。 そこに、 今らしい垢抜け感とファッショナブルな雰囲気を加えている。 初めて作品に触れる子どもたちも、 きっとキャラクターに親近感を覚えてくれるだろう。

イラストを使ったわかりやすい解説ページも!

作中に登場するタイムマシン「デロリアン」を詳しく解説。マシン好きの子どもたちの心をくすぐるはず。 また、 文章の説明だけでは少し難しい、 落雷を利用しタイムマシンを作動させる作戦についても、 イラストを使った解説が理解を助けてくれるので、 リアルに場面を想像しながら読むことができる。

丁寧な心理描写でキャラクターの内面を深掘り!

ノベライズの魅力は、 言語化されることによって、 映画を観るのとはまた違った発見があること。 とくに本作では、 原作のスピード感はそのままに、 モノローグを中心に丁寧な心理描写を加えている。 マーティのさまざまな想いがより伝わり、 子どもたちがいっそう臨場感をもって読めるようなものを目指している。

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