【大相撲】春日野親方が正代の胸出しに怒声「なめてんのか、それが大関か、おい」

ぶつかり稽古で胸を出す正代(左奥)と見守る春日野親方(右)

大相撲の大関正代(29=時津風)が23日、東京・両国国技館で4日間の日程で行われる合同稽古の初日に参加。いきなり親方衆からカミナリを落とされた。

正代が幕下力士のぶつかり稽古で胸を出した直後、稽古を見守っていた春日野親方(元関脇栃乃和歌)の怒声が稽古場に響き渡った。

「そんな胸だったら大関が胸出す必要ないじゃないか! どれだけやるのかと思ったら、なんじゃそりゃ。なめてんのか、それが大関か、おい。ぺらぺらぺらぺらおしゃべりするなら来るな!! もっと貫禄見せろよ」

この日の正代は稽古中に他の関取衆と談笑する時間が多く、ぶつかり稽古での胸出しも気持ちが入っていないと映ったようだ。

その後の関脇高安(31=田子ノ浦)との三番稽古では3勝12敗と圧倒される始末。最後の相撲で正代の左腕がきまって痛がるそぶりを見せたため、そのまま稽古を終えた。

稽古後の正代は「(体が)まだ動いてないかなという感じ。(部屋では)幕下とちょっと取っていたけど間に合っていない。後半はスタミナというか、攻める力がなくなってきたかな。(左腕は)とりあえず帰って治療して」とさえない表情。

春日野親方からの叱責については「ちょっと、もう少しがっちりぶつかりも胸を出してあげたら良かったかな。ぶつかりがちょっと軽かった。初日だったので、自分もそこまでちゃんと引き締められていなかった」と反省しきりだった。

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