鎌倉市のふるさと納税返礼品に江ノ電、湘南モノレールの〝逸品〟追加 「通常はない企画」

方向板などを手にする(左から)湘南モノレールの尾渡英生社長、松尾崇市長、江ノ電の中沢俊之取締役=鎌倉市役所

 鎌倉市のふるさと納税の返礼品に、江ノ島電鉄の車両見学体験や、湘南モノレールの方向板などが新たに加わる。

 9月1日午前10時から先着順で受け付け、市や両社は「通常はない企画。地元ゆかりの電車の魅力を知ってもらう機会に」と期待を寄せる。

 江ノ島電鉄は寄付額20万円以上の18組に、同社の極楽寺車庫で保存している108号車、通称「タンコロ」見学体験を用意。1931~80年に活躍した1両編成で、普段は年に1度の「タンコロまつり」で特別公開している。

 10月~来年3月予定の見学時には乗車や写真撮影が楽しめ、行き先表示板のレプリカや歴史などを伝える非売品冊子も渡す。

 湘南モノレールは今年7月の全線開通50周年を記念し、(1)車両に実際につけている方向板などのセット(15万円以上、24セット)(2)大船駅で制服制帽の着用や放送体験などができる駅長体験(1万2千円以上、78人)(3)寄付者デザインのヘッドマークの10日間の装着運行(10万円以上、9件)─の3種類を用意する。

 ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で申し込む。問い合わせは市企画課電話0467(23)3000。

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