長崎・雲仙土砂崩れ 不明の男性とみられる遺体見つかる

 13日未明に長崎県雲仙市小浜町雲仙の小地獄地区で発生した土砂崩れによる不明者捜索現場で23日午後3時35分ごろ、1人が見つかり、死亡が確認された。県警は、家屋ごと土砂に押し流された森保啓(やすひろ)さん(67)の遺体とみて、身元の確認を急ぐ。
 雲仙市によると、警察、消防、地元消防団など約180人態勢で捜索。森さんの家屋があった場所近くの道路脇のがけに流れ込んだ土砂を掘り下げ、遺体を発見したという。
 土砂崩れは13日午前4時10分ごろ発生。森さん家族3人が家屋ごと押し流され、保啓さんの妻文代さん(59)が同日、長女優子さん(32)が17日に遺体で見つかっていた。

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