橋下徹氏が改めて甲子園の雨天コールド問題に言及「これは審判の責任じゃない」

降雨コールドゲームを審判から告げられる大阪桐蔭、東海大菅生の両校キャプテン(8月17日)

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が24日、ツイッターで甲子園の降雨コールド問題に言及した。これは17日に悪天候の中で行われた全国高校野球選手権大会の大阪桐蔭対東海大菅生の試合が、8回途中に雨天コールドとなったもの。試合は大阪桐蔭がコールド勝ちとなった。

橋下氏は雨天コールドを判断した球審が現在も葛藤を抱えている…という内容の記事を引用した上で「これは審判の責任じゃない。当該競技に関するルール判定ではなく、試合を成立させるか否かの判定は大会運営者の責任。どこもかしこも一番しんどい責任を現場に押し付け」と、問題は悪天候の中、試合開催を決めた大会運営者の判断だと指摘。

さらに「何よりもトーナメントで途中中断(コールド)は最悪。翌日に継続試合を行うルールにすれば、審判にこんな思いをさせることはない。甲子園の大会運営者や朝日新聞、毎日新聞は生徒にだけでなく、審判にもこんな十字架を背負わしていることを自覚しているのか!自分たちは現場の判断だからと逃げる」と審判に責任を負わせていることを疑問視。

続けて「他方、政治行政や世間に対しては、現場の苦労を考えろとか、現場に合わせたルールに変えろとか偉そうに御託を並べる。甲子園大会運営者や朝日新聞、毎日新聞が超簡単なルール変更さえすれば皆がハッピーになる。ノーゲームやコールドは止めて、継続試合に変えるだけ。こんなの1時間でできるやろ!」と厳しい口調で批判した。

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