【東京パラリンピック】ニュージランドが開会式に不参加「チームの安全を可能な限り維持する」

コロナ禍でのパラ開催となる

ニュージーランド・パラリンピック委員会は24日までに、同日夜に行われる東京パラリンピックの開会式に同国チームが参加しないと発表した。
同委員会は公式フェイスブックで「開会式に私たちのチームは参加しないことをみなさんにお知らせします。私たちは、チームの安全を可能な限り維持することを目的とした新型コロナウイルス感染症対策に関する運営原則とガイドラインの遵守に引き続き取り組んでいきます」と説明した。

ただ、同委員会にとっても開会式は特別なイベント。「私たちはこの日を記念して特別なことを行います。ソーシャルチャンネルでは、ニュージランドパラリンピックチームの特別な発表をお届けします」と予告した。

開会式の辞退国は、現時点でニュージランドのみ。国際パラリンピック委員会(IPC)のスペンス広報部長は、同日の記者会見内で「コロナだけでなく暑さもある。状況を踏まえればやむを得ない。決定を尊重する」と理解を示した。

この判断に、ネット上では「正解だと思う。開会式をしなくても競技は出来る」選手の安心安全を考えれば、極めて合理的で誠実な判断だと思います」と肯定的な意見が目立つ一方で「開会式の参加も含めてパラリンピックへの参加である」との声も出ている。

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