第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)、第11日(24日)の第3試合は敦賀気比(福井)が三重を6―3で下し、7年ぶりの8強入りを決めた。序盤から猛攻を仕掛ける。初回に6本の長短打を集中して5点を先制すると、2回にも小西(3年)の適時二塁打で追加点。6点をもらったエース本田(3年)が9安打されながらも3失点と粘りの投球で完投した。
東監督は「初回の貯金があるからしっかり勝ち切れた。本田も先頭打者を出さず、リズムよく投げてくれたと思う」と目を細めた。打線には「低めのボール球を振らない」「ファーストストライクをしっかり振る」ことを徹底させ、三重にプレッシャーをかけた。
おかげで本田も打たせて取る投球でテンポよく投げ抜き「右打者へのカットボールで空振りを取れたのはよかった。右打者なら芯を外せるし、左打者ならインコースを詰まらせることができる。なんとか1試合を投げ切れてよかった」と胸を張った。