SBK:レディング、2022年はBMWに移籍。ドゥカティではBSBで王者、SBKでランキング2位獲得

 8月19日、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているBMWは、2022年にスコット・レディングを起用すると発表した。

 レディングは2014年から2018年までMotoGPに参戦していたイギリス人ライダーだ。2019年はブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)にBe Wiser Ducatiから参戦しドゥカティ パニガーレV4 Rを駆りチャンピオンを獲得した。

2018年までMotoGPに参戦していたスコット・レディング

 そして、翌2020年からはSBKに参戦しており、ドゥカティのファクトリーチームであるAruba.it レーシング-ドゥカティに加入。パニガーレV4 Rを駆り、初年度は5勝を含む14度の表彰台を飾りランキング2位を獲得し、今季はこれまで開催された7戦21レース中5勝を含む11度の表彰台でランキング3位と好調さを維持している。

2021年SBK第7戦ナバラ:スコット・レディング(Aruba.it Racing – Ducati)

 そんなレディングは、2022年にBMWモトラッド・ワールドSBKチームに移籍して、S1000RRをさらにレース仕様にパフォーマンスを向上させたM1000RRを駆ることになる。

 同チームは、2019年シーズンからSBKに参戦しており、BMWモトラッドモータースポーツとショーン・ミュア・レーシングの合同チームとしてワークス体制で争っている。

2021SBK:トム・サイクス、マイケル・ファン・デル・マーク(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)

 今シーズンは、トム・サイクスとマイケル・ファン・デル・マークの布陣で戦っているが、来季はレディングとファン・デル・マークがチームメイトとなる。また、サイクスはBMWモトラッドモータースポーツと2022年に関しての契約延長について話し合っているため、3台体制または別のBMWチームに加わる可能性がある。

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