阪神・青柳がハーラー単独トップの10勝目「『打たれて取る』投球でした」のジョークも

10勝のポーズをとる阪神・青柳

阪神・青柳晃洋投手(27)が25日のDeNA戦(京セラドーム大阪)に先発登板し7回2失点。キャリアハイ、そしてハーラー単独トップの10勝目をマークし、大事なカード頭の一戦を8―2の白星で飾った。

打線の大量リードにも守られ、危なげなさを全く感じさせない安定感のある投球内容だった。矢野監督は「青柳の日々の努力とチャレンジが実になっているシーズン。(10勝到達は)投球術やタイミングも駆使しているからこそ」と背番号50を称賛。「10勝は通過点。粘ってしっかり投げることができて良かった」と試合後お立ち台で白い歯を見せた変則右腕の背中からは、貫禄のようなものさえ漂い始めてきた。

勝利数だけでなく防御率1・91も依然リーグトップ。「『打たせて取る』ではなく『打たれて取る』投球でした」とジョークも口にした背番号50。柔和な表情の奥からは、確かな自信と充実感がにじみ出ていた。

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