横浜中華街のローズホテル横浜（横浜市中区）に24日、直径約1メートルの巨大な月餅がお目見えした。中国の「中秋節」にちなんだ毎年恒例の企画。日本の十五夜に当たり、一家だんらんで月餅を食べる風習があるという。今年の中秋節となる9月21日まで、1階ロビーに展示している。
月餅は、ホテルを運営する龍門グループの重慶飯店（同区）の職人が1日がかりで作った。重さ約60キロで、約300人分に相当するという。例年は中秋節当日に新たに製造した「できたて」を切り分けて来館者に無料で振る舞うが、今回は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、展示のみとした。
ホテルの宿泊券や食事券が当たる「中秋大月餅クイズ」を、オンラインで開催中。担当者は「中華街を訪れた際には記念撮影で立ち寄ってほしい」と話している。
