千葉真一さん出演のハリウッド映画「エイセス/大空の誓い」が放送

BSテレ東では8月29日に、先日82歳で亡くなった千葉真一さんのハリウッド映画出演作「エイセス/大空の誓い」(午後7:00)を放送することが決定した。

同作は、1991年に制作されたスカイアクション・ムービーで、千葉さんは第2次世界大戦で活躍したエース・パイロットの1人を演じている。本来は、9月の「敬老の日」企画として放送を準備していたが、千葉さんが8月19日に急逝したことから、このたび予定を繰り上げて放送することになった。

久保一郎プロデューサーは「この『エイセス/大空の誓い』は、9月の敬老の日企画として準備していた作品です。制作当時はまだ50代に入ったばかりの千葉真一さんをおじいちゃん扱いするのも失礼な話ですが、ヤワな若造たちに活を入れる空の英雄たちの激闘はひたすらカッコよく、中でも世界の名優たちと全く同列に活躍する千葉さんにリスペクトを込めてお送りする企画でした。それが、まさか追悼番組になってしまうとは」と残念がる。

そして、放映に向けて「昭和の映画少年として、千葉さんとその出演作群からもらったものは計り知れません。その1本、『エイセス/大空の誓い』は実に陽気なアクション大作ですが、クライマックスの展開、そしてラストシーンには涙すること間違いなし。千葉さんが演じたホリコシのセリフは、千葉さんご本人が気合を入れて吹き替えています。大空を駆ける世界のアクションヒーロー、千葉真一さんの勇姿を心に刻んでください」と呼びかけている。

チャッピーことチャールズ・シンクレア(ルイス・ゴセット・Jr.)は、ホリコシ(千葉)ほか第2次世界大戦で活躍したエース・パイロットたちと、4カ国機の空中バトルを再現した航空ショーを行っていた。ある日、チャッピーのかつての部下・モラレスが墜落死したとの知らせが届く。しかも、モラレスには軍用機を使ってコカインを密輸していた疑いが。チャッピーがモラレスの部屋に行くと、そこにはモラレスの妹・アンナ(レイチェル・マクリッシュ)がいた。モラレスの故郷の村では、麻薬組織のボス・クライス(ポール・フリーマン)が、村人を脅してコカインを精製しているという。真相を追求するチャッピーも命を狙われ、軍の内部にクライスの内通者がいると感じた彼は、仲間たちと共に、4機の旧型戦闘機で巨大麻薬組織に戦いを挑む。

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