「ローリング・ストーンズ」チャーリー・ワッツさん死去 ビートルズら続々追悼「影響計り知れない」

亡くなったチャーリー・ワッツさん(ロイター)

世界的人気を誇るロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」のドラマー、チャーリー・ワッツさんが24日(日本時間25日)にロンドン市内の病院で亡くなった。80歳だった。死因などは明らかにされていない。

バンドの公式インスタグラムで広報担当者が明かしたところによると、家族に囲まれながら安らかに息を引き取ったという。同担当者は「私たちの愛するチャーリー・ワッツが亡くなったことを、大変悲しい気持ちでお知らせします。チャーリーは愛された夫であり、父であり、祖父であり、また、ローリング・ストーンズのメンバーとして、同世代で最も偉大なドラマーの一人でもありました」とコメントしている。

また元ザ・ビートルズポール・マッカートニーは自身のSNSで「彼はとても素敵な人だった。病気を患っていることは知っていたけど、ここまで重い病気とは知らなかった。彼のファミリー、奥さんや子供たち、家族にたくさんの愛を捧げたい。チャーリーはロックな存在だったから、ストーンズに与える影響は計り知れないだろう。素晴らしいドラマーで、岩のように安定していた。愛してるよチャーリー。ずっと大好きだった、ビューティフル・マン。彼の家族に大きな哀悼とお悔やみを申し上げます」と哀悼の意を表した。

同じく元ザ・ビートルズのドラマー、リンゴ・スターは自身のツイッターで「チャーリー・ワッツに神のご加護を。君がいなくなるとさびしくなるよ。ご家族に平和と愛を」とつづっている。

ワッツさんは1962年のバンド結成以来のオリジナルメンバーで、正確かつ個性的なドラミングでバンドのリズムセクションを支えた。ジャズのソロアルバムも出すなどジャズを愛し、破天荒なメンバーが多い中、物静かで学者のような性格は、メンバーや他のミュージシャンからの信頼も厚かった。

今月初めにはワッツさんが手術を受けたことを理由に、今秋に行う全米ツアーに参加しないことを発表しており、容態が気遣われていた。

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