パラ表彰式でプレゼンターが14歳の山田美幸にささやいた温かい言葉「日本で最初のメダルだよ」

日本人選手最年少メダリストかつ今大会日本勢メダル第1号の山田美幸(ロイター)

東京パラリンピック・競泳競技(25日、東京アクアティクスセンター)女子100メートル背泳ぎ(S2)で銀メダルを獲得した山田美幸(14=WS新潟)が表彰式で涙を流した。

日本人選手最年少メダリストかつ今大会日本勢メダル第1号。生まれつき両腕がなく、両足の長さも違う少女は驚くべき泳ぎで快挙を達成した。表彰式には介護者と一緒に車いすで登場。メダルを首にかけられる際、プレゼンターを努めた日本財団パラリンピックサポートセンターの山脇康会長から「日本で最初のメダルだよ」と耳元でささやかれると、満面の笑みは涙に変わった。

山脇会長の温かい言葉はテレビ中継でも音が拾われ、SNSでは「優しい」「うれしそう」との声が上がった。

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