【夏の甲子園】近江が3年ぶり準々決勝進出 多賀監督「何か…うまく行き過ぎているなと」 

勝利を決め喜ぶ近江ナイン

第103回全国高校野球選手権(甲子園)は25日に12日目を迎え、3大会連続出場の近江(滋賀)が盛岡大付(岩手)を7―4で下し、3年ぶり3度目のベスト8進出を決めた。

打順の入れ替えも奏功した。初回から3番・山田(2年)と6番・明石(3年)の適時打で幸先よく2点を先制。6回には8番・横田(1年)の左前適時打、7回にも明石の中前適時打が飛び出すなど終盤まで小刻みに加点し、終始リードを守り続けた。

投げては2年生右腕・山田が6回2失点と粘投。7回からスイッチした背番号1の岩佐(3年)も2失点で踏ん張り、継投リレーで逃げ切った。

試合後の多賀章仁監督は「何か…本当にうまく行き過ぎているのなというのが正直な気持ち」と口にし「甲子園で、こんないいゲームができた。『監督、大丈夫ですよ』と僕が彼らに押されている感じ。この3戦でより強いチームになっているし、一人一人が成長している」と目を細めた。

26日の準々決勝・第4試合では神戸国際大付(兵庫)と対戦する。指揮官は「明日も選手たちはやってくれると思う。私も自信を持って采配をしたい」と確かな手ごたえをつかみ、必勝を期していた。

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