巨人・岡本和 31号決勝2ランも“わっしょいポーズ”は「ちょっと恥ずかしいな」

「わっしょいポーズ」でナインと喜ぶ岡本和(右)

これぞ4番の仕事だ。巨人・岡本和真内野手(25)が25日の広島戦(東京ドーム)で決勝の31号2ランをぶっ放した。

3―3の8回一死一塁。背番号25のバットが火を噴いた。広島3番手コルニエルが投じた初球の157キロをシバき、左中間スタンドへ。ダイヤモンドを一周すると、ベンチ前ではナインの間に浸透したみこしを担ぐ「わっしょいポーズ」で喜びを分かち合った。

ただ、笑顔を浮かべながらも一瞬だけ首をかしげるシーンも…。チームは主砲の一発で5―3で連勝を飾り、お立ち台に上がった岡本和は「初めてやったら、どうやったら…。難しかったです」としどろもどろに。「あれは僕はやらないで、他の人だった時にやる係にします」と〝封印〟を宣言した。ところが、インタビュアーから「もっとみこしを担ぐポーズを見たいですよね?」とファンを巻き込んで盛り上げられると、岡本和は「はい、練習しときます」と言い残してベンチ裏へ引き揚げた。

後半戦を前に原監督がみこしを引き合いにしたことで、ナインは「わっしょい、わっしょい」と口々に発しているが、岡本和は実際のところどうするのか…。その後の報道陣からの質問には「今日やってちょっと恥ずかしいなって」と〝本音〟を打ち明けつつも「いっぱいできるように頑張りたいなと思います」と断言。2018年にマークした自己最多の33本塁打まであと2本に迫った岡本和が、みこしを担ぎまくってキャリアハイを更新する。

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