〝日本最速男〟がまた一つ大台に乗った。巨人の守護神チアゴ・ビエイラ投手（２８）が、２５日の広島戦に２点リードの９回から登板し、無失点の好投。これで５月３日の広島戦（マツダ）から２９試合連続無失点とし、２０１２年に高木京介投手（３１）が記録した球団記録に並んだ。
この日も２点差の緊迫した場面でマウンドに上がったビエイラだったが、終始冷静な投球を披露。先頭打者・松山をニゴロに打ち取ると、続く松山は１４３キロのスライダーで見逃し三振、菊池涼にこそ８球粘られた末に四球を与えたものの、最後は代打・長野を右飛に打ち取り、歓喜の雄たけびを上げた。
試合後、ビエイラは「とても光栄です。チームに感謝したいと思います。これからも良いニュースがたくさん続くように、努力は才能を上回るものだと信じているので、継続して努力していきたいと思います」と力強くコメント。チーム一の努力家が、今後も大記録を打ち立てていってくれることだろう。
