東京パラリンピック競技 競泳石浦(上越市出身)27日にレース 視覚障害S11女子50メートル自由形

 東京パラリンピックが24日に開幕し、25日から各競技が始まった。東京オリンピックも合わせて上越出身選手として唯一出場する競泳の石浦智美選手(33、伊藤忠丸紅鉄鋼)は27日の視覚障害S11クラス女子50メートル自由形に登場する。

石浦選手

 同選手は3歳から上越市藤巻の上越正和スイミングスクールで水泳を始め、10歳から本格的に競技を開始。同市立北諏訪小を卒業後、新潟盲学校中学部から筑波大附属視覚特別支援学校高等部普通科、恵泉女学園大人文学部英語コミュニケーション学科に在籍した。三菱樹脂(現・三菱ケミカル)に入社した後、アスリート転職で平成29年1月から伊藤忠丸紅鉄鋼(本社・東京都中央区)に勤務しながら、主にナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で練習を積んでいる。

 上越市を通じ、「専門種目である50メートル自由形で金メダル獲得と世界新記録を目指しています。ぜひこの機会にオリンピック・パラリンピックを上越でも身近に感じていただき、皆さんに明るいニュースを届けられたらと思います」とコメントを寄せた。

 競技は予選日程が27日午前9時から同11時10分まで、決勝日程が同日午後5時から同8時30分まで東京アクアティクスセンターで。テレビの放送予定もあり、出身の北諏訪小やマハヤナ幼稚園では児童や園児のテレビ応援観戦が予定される。

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