巨人が2回途中から継投で連勝! 原監督「大江、高梨がつくってくれましたね」

救援陣をたたえた原監督

巨人は25日の広島戦(東京ドーム)を5―3で制し、今カードの勝ち越しを決めた。

試合は8回に飛び出した岡本和の31号2ランで決したが、この日は原辰徳監督(63)の早めの決断も奏功した。先発した直江を2回途中3失点で降板。その後を大江、高梨、畠、中川、ビエイラの継投で無失点に封じた。

試合後、原監督は「本当に大江、高梨がね、(試合を)つくってくれましたね」と早いイニングからマウンドに上がった2人の奮投を絶賛。大江竜聖投手(22)は直江がKOされた直後の2回一死一、二塁の場面から2番手で登板し、小園を三ゴロ併殺で仕留め、4回までの計2回2/3を投げて得点を許さなかった。その大江からバトンを受けた高梨雄平投手(29)も5、6回の2イニングで4奪三振。カープ打線に勝ち越しを許さなかった健闘が、岡本和の劇打にもつながった。

指揮官は「流れが相手に行っている時のリリーフというのは難しいですけども、あの(大江の)ダブルプレー、それと(その後の)2イニングですね。大江のいいところが出ましたね」。当の大江は「ここのところ失点が続いていたので、何とか抑えようと必死でした。何よりチームが勝てたことがうれしいです。明日からもチームのために投げ続けます!」と気合十分。直近の登板2試合でいずれも失点していたが、この日の好リリーフが今後の活力になりそうだ。

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