妊婦らワクチン優先接種対象に 長崎、諫早 26日から受け付け

 長崎、諫早両市は25日、新型コロナウイルスワクチン接種を希望する妊婦とそのパートナーらを対象に、26日から優先接種を受け付けると発表した。
 妊婦が感染した場合、妊娠後期に重症化し早産のリスクが高まるとされ、それを軽減する狙いがある。
 長崎市は、パートナーを同居家族らに限定し、妊婦を含めた対象者を約2千人と見込む。市内7会場の集団接種は、対象者枠として1日計100人分程度を確保した。産科主治医以外で接種する場合、事前に主治医の許可を得る必要がある(口頭も可)。
 対象者枠の集団接種予約は同市のコールセンター(電0120.095827)でのみ受け付ける。ホームページでは予約できない。
 諫早市はパートナーについて、配偶者や両親、祖父母らいずれか1人を想定しているが、希望者には柔軟に対応する。里帰り出産にも対応し、週数は問わない。9月から来年3月までに出産を予定している市内の妊婦は約430人。
 予約は26、27日、9月2、3日の4日間、いずれも午前8時半から午後7時まで受け付ける。市健康福祉センターを接種会場とし、1回目の接種は9月6~10日と同13~17日のいずれも午後4時半から同7時半まで。予約はコールセンター(電0957.46.6500)へ。

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