エムバペへの206億円オファーにPSGは不満 レオナルドSD「少ない」レアルは再アタックか

エムバペの行き先は…?(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマンでスポーツディレクター(SD)を務めるレオナルド氏が、所属する同国代表FWキリアン・エムバペ(22)に対してスペイン1部レアル・マドリードから届いた移籍金1億6000万ユーロ(約206億4000万円)のオファーに不満を訴えた。

フランスメディア「RMCスポーツ」によると、レオナルドSDはRマドリードからエムバペ獲得に向けて正式オファーが届いたことを認めた上で「このオファーは想定された額ではなく、十分なものではないと考えている。提示額は1億6000万ユーロ? 金額は言えないが、そのあたりだ。私たちが(フランス1部モナコに)支払った移籍金(1億8000万ユーロ=約232億2000万円)よりも少ない」と語ったという。

同SDは「キリアンはチームを去りたいと思っている。彼が去りたいのなら、私たちは引き止めないが、私たちには条件(設定した移籍金)がある」とし「レアル・マドリードと再び話をする予定はない。締め切りは8月31日。私たちがモナコに支払った金額よりも少ない金額で彼を手放すことはしない」と、最低でも1億8000万ユーロ以上の移籍金が必要と強調した。

今後、Rマドリードが移籍金額を上げて再オファーを提案するとみられている。レオナルドSDは「それはわからない」としながらも移籍期限が迫る中でのオファーを非難し、移籍交渉が成立しなかった場合については「キリアンは1年の契約を結んでいるので延長したい」と話したという。

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