新型カローラクロス、日本での199万円スタートの価格に「正直ここまで安いとは思わなかった」の声【みんなの声を聞いてみた】

すでにタイや北米市場で販売されていて、現在、日本でも大注目のSUVであるトヨタ 新型カローラクロス。いよいよ2021年9月14日(火)に正式発売される見込みだ。全国のトヨタ販売店では8月20日頃より、事前に問い合わせのあったユーザーや既納顧客に向けた事前商談がスタート。驚きの199万9000円スタートという正式価格が明らかとなった。これに対し購入検討層などはどうとらえているのか? ここではそんな新型カローラクロスについてSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

トヨタ 新型カローラクロス(タイ仕様)[2020年7月9日発表時] [Photo:TOYOTA]

新型カローラクロスの価格判明! 驚きの199万9000円スタート

トヨタのTVCMに初お目見えした「トヨタ 新型カローラクロス」

日本導入に注目が集まっていた話題の新型カローラクロスが、いよいよよ2021年9月14日(火)に正式発売されるとの情報が入った。すでに販売店各社では、8月20日から受注受付がスタートしている(予約注文はそれ以前よりスタートしている模様)。

国内向けの新型カローラクロスは日本で生産が行われ、海外向けとは異なるヤリスクロス風のフロントマスクが与えられるようだ。

エンジンラインナップは、1.8リッターのハイブリッドとガソリンの2種類で、ハイブリッドは2WD(前輪駆動)のほか、モーター式4WDのE-Fourが用意され、ガソリンは2WDのみとなる。

グレード展開は上級グレードの「Z」、中間グレードの「S」、ベースグレードの「G」が用意され、ガソリンモデルにのみ、「G”X”」と呼ばれるエントリーグレードが用意される。価格は以下の通り(カッコ内は4WDの価格)。

■HYBRID Z 299万円(319万9000円)

■HYBRID S 275万円(295万9000円)

■HYBRID G 259万円(279万9000円)

■ガソリン Z 264万円

■ガソリン S 240万円

■ガソリン G 224万円

■ガソリン G”X” 199万9000円

※価格はすべて消費税込み(MOTA編集部独自調べ 2021年8月21日現在)

実際の売れ筋グレードは別としても「199万円は宣伝材料としては充分効果がある」

トヨタ カローラクロス(タイ仕様)

そんな新型カローラクロスの価格についてSNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

「これは売れると思う」

「正直ここまで安いとは思わなかった」

「これでC-HRはお役御免だな」

「この価格なら、ヤリスよりカローラの方が年配層には受けが良さそう」

「カローラという名前に抵抗が無ければ、かなり魅力的な設定」

「RAV4やヤリスクロスよりも爆売れ確定」

このようにスタート価格199万9000円という設定に大きな驚きを感じている様子。中には車格のほぼ同じC-HRが役目を終えると予測する声や、現在人気を誇るヤリスクロスなどよりもさらに人気が出ると見る声が見受けられた。

「元が新興国向けのクルマとは言えカローラより安いのは凄い。トヨタが一人勝ちするのも納得」

といった声も挙がっている。

一方で、一部では、

「ハイブリッドはなんだかんだ乗り出し300万だから結局安くない」

とする声もあるものの、

「199万円は宣伝材料としては充分効果がある」

「装備なんてほぼ無いに等しいだろうけど、それでもエントリーグレードが199万円は衝撃」

「量販グレードの乗り出し価格は最低でも250万くらいか。これだけ戦略的に出られたら小型~ミドルSUVカテゴリーでは他社は手も足も出ない」

など、実際の売れ筋グレードは別としながらも、200万円切りのスタート価格は宣伝効果としては衝撃的と捉えている模様だ。

トヨタの綿密な販売戦略

そんな中、

「カローラクロスの199万円グレードやハリアーの299万円グレードは、この価格ならもう少し頑張れば1つ格上の他車種も選択候補に入ると思わせる戦略にある。SUVモデルがきめ細かくラインナップしているトヨタは相当強い」

「トヨタはさすが商売が上手い。新型カローラクロスは自社の他モデルにも効果を与えながらかなり売れるだろう」

と、ただ単に新型カローラクロスが安いとするだけでなく、そこにはトヨタの綿密な販売戦略があると指摘する声も見受けられた。

「初代RAV4が出た時の様に、街のあちこちで走っている感じになりそう」

「半導体不足もり予約が相当数入るだろう。買いたいと思っている人は少しでも早く予約した方が良いと思う」

といった声も挙がっており、既にバカ売れ必至の新型カローラクロス。購入検討者は急いでディーラーに駆け込んだ方が良いかもしれない。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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