【東京パラリンピック】競泳・富田宇宙、鈴木孝幸が決勝進出 50歳成田真有美は予選敗退

富田宇宙(左)と成田真由美

東京パラリンピック・競泳競技(26日、東京アクアティクスセンター)、男子400メートル自由形(S11)予選では、富田宇宙(32=日体大大学院)が4分35秒77の全体2位で午後の決勝に駒を進めた。

初の大舞台となった富田だが、序盤から積極的な泳ぎを見せ、300メートルまでは自己ベストを上回るペースだった。レース後には「この大会に出場できる感謝を味わいながら気持ち良く泳げた。かなり楽に泳いだつもりだったが、調子が上がってきているのかなと思う」と手応えを口にした上で「決勝は自己ベストを更新してメダルを獲得したい」と決意を述べた。

男子100メートル自由形(S4)の予選には、今大会2個目のメダルを目指す鈴木孝幸(34=ゴールドウイン)が出場。1分27秒48の全体2位で午後の決勝進出を決めた。「予選をしっかり通過できたらいいかなと思っていた。(SB3の50メートル平泳ぎで銅メダルに輝いた)昨日よりいい色のメダルがとれるように頑張りたい」と意気込んだ。

女子100メートル自由形(S5)の予選に出場したレジェンド・成田真由美(50=横浜サクラ)は、1分29秒48の全体9位で決勝進出は逃した。「自分のレースまで、ワクワクドキドキだった」と振り返った一方で「もう少しいいタイムを出したかった」と悔しさをにじませた。

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