れいわ新選組が全国制覇に〝王手〟 衆院選比例四国ブロックにNPO法人理事長

山本太郎党首

れいわ新選組の山本太郎代表(46)は26日、次期衆院選・四国ブロックの比例単独にNPO法人理事長の小泉敦(あつし)氏(38)の擁立を発表した。

小泉氏は香川・小豆島で災害救援や子どもの健全育成を目的としたNPO法人を運営している。東日本大震災の復興ボランティアで山本氏と知り合い、選挙活動を手伝っていたという。

「原発政策を政府が取り続け、いつ自然災害が発生するかわからない中、国は国民の命や暮らしを守ることを優先して、政策を決定するハズだが、行われていない。現地での活動に取り組んでいたが、自分でもっとできることがある」と小泉氏は立候補を決意した。

四国には伊方原発(愛媛県)が稼働している。政府の地震調査委員会は南海トラフ地震の発生確率を「30年以内に70~80%」と発表していることを踏まえ、山本氏は「今のうちに原発を止め、西日本に存在する生産設備を日本海側とかにバックアップでつくっていくのを国の政策としてやっていく必要がある。危機感を持った候補者が立候補するのは重要」と話した。

れいわは今月、北海道、東北、四国の各ブロックの比例候補者を発表し、全国11ある比例ブロックで、残すは北陸信越ブロックだけとなった。

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