新潟県三条市が新型コロナウイルスワクチン接種に伴う児童の一時預かり・一時保育などの取り組みを開始

新潟県三条市の滝沢亮市長

新潟県三条市の滝沢亮市長は26日の定例会見で、新型コロナウイルスワクチンの接種に伴う児童の一時預かりや、市内の高等学校に対するPCR検査費用助成の実施などを発表した。

三条市では9月1日から、1歳から小学校就学前の児童がいる家庭を対象に、接種時の一時預かりと一時保育利用料の無料化を実施する。一時預かりは、市内保育所や子育て支援センターなど全6施設で、いずれも月曜日から金曜日の8時30分から16時まで。一時保育は、子育て拠点施設「すまいるランド」と「あそぼって」で、土・日曜日の8時から18時までの期間が対象となる。

利用には事前に施設へ電話で空き状況を確認の上、利用申請書を提出することが必要となる。その後、接種当日に受付で予約確認書を提出することで利用出来る。詳細な利用方法や、一時預かり対象施設は下記の同市のwebサイトを参照。

【関連リンク】
三条市webサイト「新型コロナワクチン接種」

なお、同市内の地場産業振興センターにおける大規模接種でも保育ルームを設置しているが、こちらは引き続き事前予約不要で利用可能である。前回7日と8日の接種実施時には、38人が利用したという。

また、県内では高校生の感染や学校の部活動内での感染拡大事例相次いでいるが、三条市では生徒などに感染が確認された場合に高校が実施する任意のPCR検査の費用の助成も開始する。

なお、16歳以上の三条市民は82%が接種、または接種を予約済み。小・中学生(12歳から15歳)は8月中旬には接種券を発送済みであり、現在市は接種の詳細について調整中である。

滝沢市長は会見の中で「これからの時期、学校では授業のほか、部活動の大会や体育祭なども予定されている。子供たちの貴重な学びや経験の機会を守っていくためにも、私たち大人が1日でも早くワクチンを接種することが重要」と呼びかけた。

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