阪神・近本が先頭打者弾で2桁本塁打に“王手”「しっかりスイングすることができた」

阪神・近本

阪神・近本光司外野手(26)が26日のDeNA戦(京セラドーム大阪)の初回に、自己最多タイとなる先制の9号先頭打者弾をマークした。

強烈な〝一の太刀〟だった。この日最初の打席に入った近本が、相手左腕・坂本の投じた初球の143キロ直球を迷いなく一閃すると打球は強烈な勢いで右中間スタンドへ着弾。2―10の大差で敗れた前夜の嫌な流れを振り払う9号ソロで、2桁アーチ到達に早くも王手をかけた。

してやったりの表情でダイヤモンドを一周し自軍ベンチへ引き揚げた近本は「初球の真っすぐをしっかりスイングすることができた」とニンマリ。プロ入り以降、2年連続で盗塁王に輝いている俊足にばかり目が行きがちだが、パンチの効いた長打力も背番号5の大きな魅力だ。

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