アルファードだけじゃない! 快適・豪華な2列目シートが自慢のミニバン3選

アルファードといえば高級ミニバンの代表格である。メッキ加飾を多用した豪華な見た目、そして電動オットマンまで付いた後席など、ファミリーのみならず各界のVIPからも支持されるまでに成長している。だが、内装の豪華さだけで言えば、ほかのモデルも大奮闘しているのだ。そこで今回は、あえてアルファードではなく、豪華な内装が自慢のミニバン3台をご紹介する。

トヨタ アルファード 特別仕様車「S“TYPE GOLD II”」(直4 2.5L・FF/2021年4月28日一部改良モデル)

アルファード最大のライバル「エルグランド」。最大の魅力は2列目シートの中折れ機能だ

アルファードの最大のライバルである日産 エルグランド。発売から10年以上経過しているだけに、フルモデルチェンジが期待されている一台だ

まずは日産 エルグランドだ。今やアルファードにその座を奪われつつあるが、元祖豪華ミニバンといえばこのエルグランドなのだ。1996年に登場した初代モデルは、それまで商用車ベースのミニバンが当たり前の時代に、乗用車をベースにしたモデルとして登場。そして3列シートを廃した4人乗りモデルもラインアップするほどの気合の入れようであった。

どのグレードであっても全ての操作は手動となる。そしてアームレストは収納式のため、3列目へのアクセスのしやすさが魅力だ

2010年に登場の現行モデルもアルファードに引けを取らない仕上がりだ。とく7人乗りモデルの2列目シートは、オットマンやリクライニング機能。さらには乗員の体にフィットする中折れ調整機能まで装備されるのだった。

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巨大ボディが自慢のグランエース! 2列目シートの快適性以上に開放感が自慢

海外で販売中の新型ハイエースをベースに開発されたモデルである。3列シート、そして4列シートモデルをラインアップしており、アルファードなどよりもさらに大きなボディが魅力

そして2つ目はアルファードよりもさらに大きなボディを持つトヨタ グランエースだ。特筆すべきはそのサイズで、全長は5300mmと巨大なボディである。そのサイズを活かして4列シートモデルと3列シート仕様をラインアップしている。

前後スライド機構以外は電動で操作することが可能

今回取り上げたいのは3列シート仕様車で、基本性能はアルファードの7人乗りモデルと同じく、電動リクライニング機能や電動オットマンが装備されているのだった。それは2列目シートだけでなく、3列目シートにまで装備されるのだから、さすがである。

ちなみにグランエースの魅力はシートだけでなく、大きなサイドウィンドウにある。まるで観光バスの窓のようにに大きく、外の景色を楽しむには文句なしのデキなのだった。

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国産車だけじゃない! メルセデス・ベンツ Vクラスも快適シートが自慢

ショートボディの全長は4905mm、エクストラロングに至っては5380mmという巨大ボディの持ち主だ

最後にご紹介したいのはメルセデス・ベンツ Vクラスだ。ショート、ロング、エクストラロングとサイズだけでも3種類をラインアップしているモデルである。

タイプCのUSBポートが左右に2つずつ装備される

ショートボディにはラインアップされないが、ロング以上の一部グレードにはエクスクルーシブシートなるオプションが設定されているのだ。

アルファードやグランエースなどと同様に、電動リクライニング機能や電動オットマンなどが備わるなど、快適そのもの。ちなにに左右それぞれに2つずつUSBポートが備わるのも嬉しいポイントだ。

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オットマンは当たり前の時代に! 次なる付加価値に期待大

今回はアルファードに代表される高級ミニバン3台をご紹介してきた。どのモデルの2列目シートにもオットマンが装備され、快適性に大きな大差はない。それだけに、それぞれのモデルが将来的にどのような付加価値をつけて勝負していくのか? など今後の動向にも注目して期待。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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