新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、小田原市は26日、市内の民間病院で保管期限の切れたワクチンを6人に接種していたと発表した。
健康への影響は不明で今後、病院側が経過を観察するという。
市によると、ワクチンの保管期限は零下15~同25度の冷凍庫で14日間で、病院は市から6日に配送されたワクチンを冷凍庫に保管。保管期限は20日までだったが、24日に6人に接種した。26日に保管期限が切れていることに気が付いた。
市に対して病院側は「これまでは2週間もたたず使い切っていた。(お盆の時期などで)接種の間隔が空き、期限切れに気付かなかった」と説明しているという。
メーカーにも保管期限の切れたワクチンを接種した場合のデータはなく、今後は経過を見た上で再接種などの措置を検討する。