大塚家具が上場廃止に 41年の歴史に幕

 

 8月27日15時、(株)大塚家具(TSR企業コード:291542085、江東区)が東京証券取引所JASDAQに上場する株式の売買が終了した。親会社の完全子会社化により、30日付けで上場廃止となる。1980年6月の店頭登録後、41年間の上場会社としての歴史に幕を下ろす。「大塚家具」の社名は上場廃止後も変更しない。

 株式交換の方式で、(株)ヤマダホールディングス(TSR企業コード:270114270、高崎市、東証1部)の完全子会社となる。大塚家具は、2019年12月にヤマダHDの傘下に入っていた。大塚家具は、ヤマダHDの完全子会社となることで、積極的な経営資源などの支援を受けることが可能となり、相互の販売強化にもつながるとみている。

 大塚家具は、ヤマダHDとの提携で昨年から家電を取り扱っているほか、今年7月からリフォーム事業を開始。住空間全体をワンストップで提案できる体制を進めている。

大塚家具

‌            ヤマダHDの完全子会社となる大塚家具(TSR撮影)                  

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