ルノー・ジャポンは2021年8月26日(木)、コンパクトカーのメガーヌをマイナーチェンジし、発売した。今回のマイナーチェンジではグレード体系を見直し、上級グレード「インテンス」グレードに一本化。高効率な1.3リッターターボエンジンに集約された。価格は310万〜330万円(税込)。
内外装のデザイン変更や新エンジンの採用など大掛かりなマイチェンに!
メガーヌはヨーロッパで人気のCセグメントモデル。同クラスにはVW ゴルフなどライバル車も多く、競争の激しいカテゴリーだ。
現行型は2017年に日本に導入された。ハッチバックとステーションワゴン「メガーヌ スポーツツアラー」をラインアップする。
今回のマイナーチェンジでは、内外装のデザイン変更や新エンジンの採用、安全性の向上などが改良されている。
パワートレインは、従来型に搭載された1.2リッター直4ガソリンターボと1.6リッター直4ガソリンターボに代わり、新規採用の高効率な1.3リッター直4ターボのみとした。最高出力159馬力、最大トルク270Nmを発揮する。
7速ATと組み合わせ、WLTCモード燃費ではメガーヌで17.5km/L、メガーヌ スポーツツアラーで16.6km/Lを実現した。
また高剛性シャシーを採用していることからも、ルノー・スポールモデルの導入を前提として開発されていることは間違いなさそうだ。
LEDヘッドライトがルノーファミリーを強調! オシャレなデザインに仕上がった
外装デザインはフロント周りを刷新した。
LEDヘッドライトには最新のルノーモデルに共通する立体的なストライプやダイヤモンドのモチーフを組み込んだランプカバーを採用。
フロントバンパーやフロントグリルの意匠も変更し、フロントエンドやフロントフェンダーにはクロームパーツを用いている。
また、シーケンシャルタイプのリヤウインカーや18インチアルミホイール、シャークフィンアンテナなどを取り入れた。
ボディカラーはメガーヌ専用色のキュイーヴル ソラール メタリック、メガーヌスポーツツアラー専用色のグリ バルティック メタリックと受注生産のブルー コスモス メタリック、ルージュ フラム メタリック、ブラン ナクレ メタリック、ブラン グラシエの6色を用意した。
インテリアはより使いやすさを重視した改良が施された
インテリアでは7インチタッチスクリーンにスマートフォンのミラーリングができるマルチメディアシステムを採用。
運転モードやアンビエントライトなどをカスタマイズできるルノー・マルチセンスなどを用意し、使い勝手を高めた。
荷室容量は現行モデルと変わらず、メガーヌは473L(リヤシート格納時1367L)、メガーヌ スポーツツアラーは580L(リヤシート格納時1695L)。
ドライバー疲労軽減アラートなども追加! 安全性も高まった
また、安全性も向上させた。ブレーキにはオートホールド機能を追加。また運転支援システムとしてはストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールや、後退時に後側方の死角から接近する車両を監視するリヤクロストラフィックアラート、歩行者検知機能付きの衝突被害軽減ブレーキ、ドライバー疲労検知アラート、車線逸脱警報などを新たに追加している。
価格(税込)はメガーヌ インテンスが310万円、メガーヌ スポーツツアラー インテンスが330万円。
【筆者:MOTA編集部】