こんにちは、自称日本一意識低い政治ライターひがし(@misuzu_higashi)です。
ただいま大阪の池田市で市長選が行われているのですが、その背景がヤバいんです。
何があったのかというと、前市長の冨田さんが家庭用サウナを市役所に持ち込んで辞職したんですね。最近サウナは人気ですが、どういうこと……?
そして、普通に今回の選挙にも出ているんです、冨田さん。いわゆる出直し選挙ってやつです。
大阪と言えば維新系と自民系の候補が戦ったりする構図が目立ちますが、今回の池田市長選挙はどんな構図になっているのでしょうか?
前市長VS元秘書VS元市議VS前市議
立候補者は以下の4人(届出順)。
- 無所属・新人・内ト勝氏(74)
- 無所属・前職・冨田裕樹氏(45)
- 無所属・新人・渡辺千芳氏(67)
- 大阪維新の会・新人・瀧澤智子氏(40)
維新の人が出るってことは冨田さんは自民など他の党系の人だったのかな?と思いきや、冨田さんもかつては維新系だった方です(離党済)。
維新は冨田氏の再選を阻むため対抗馬を擁立したのですが、その対抗馬・瀧澤さんは冨田さんが市議だった頃の元秘書。
内トさんは池田市議10期の経験を持ちます。
渡辺さんは池田市議6期、市議会で冨田さんのサウナ問題を追及していた方のようです。
選挙公報には……持続可能な池田市長!?
構図をざっくり把握したところで、各候補者が訴えたいことを見ていくために選挙公報を見ていきましょう。
内トさんは連合が支援する候補
連合が支援しているということは旧民主党系の方なのでしょうか。
「池田市再生!」とも書いており、サウナけしからん勢なことは分かります。
「SDGs」を掲げる冨田さんは……?
掲載した公約だけなくQRコードから222本の政策を見られるという公報の充実っぷり、なのですが、それよりも目についてしまった単語が……。
……「SDGs」、素晴らしいですよね。ただ、ツッコミ待ちな気もしてしまうので、ここは拾わせていただきます。
というのも、7月に実施された東京都議会議員選挙中に無免許で車を運転して事故を起こしたうえ、報告せず都民ファーストの会を除名された木下さんという方がいるのですが、彼女は現在1人会派「SDGs東京」を名乗っているんですよね。
そして木下さんには「都議会議員を持続可能にすな!」といった総ツッコミが各方面から入ったのでした。
ここはもしや「池田市長を持続可能にすな!」というツッコミ待ち……?
個人的にはこれくらいの肝っ玉も政治家としての素質かなとは思います。
サウナけしからんガチ勢の渡辺さん
池田市議6期、議長も経験されています。
名前の前に「このまちの誇りを取り戻す!!」と書かれていますね。サウナけしからん勢の中でもガチ勢な方のようです。
冨田さんが市議だった頃の元秘書、瀧澤さん
維新の名だたるメンバーや市議団が応援しています。瀧澤さんは池田市議に2019年に当選して1期目でしたが、急遽方向転換することになりました。
キャッチコピーは「次世代の子どもたちに誇れる池田へ」。
サウナ市長が出戻ったら誇れないということでしょうか。
投開票日は8月29日!今週末です!
以上、出直し選挙をめぐってカオスな雰囲気も漂い不思議な空気の池田市長選挙の意識低い解説でした。
正直ひがしは自分が有権者だったら誰に投票すればいいのか分からないですが……
投開票日は8月29日、今週末です!
短い選挙戦ですが、納得いく1票をぜひ投じてきてください。
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