【夏の甲子園】準決激突 近江・山田攻略へ…どこで仕掛けるか智弁和歌山 

近江・山田(右)の出来が勝敗を分けそうだ

第103回全国高野球選手権大会(甲子園)は今大会初の休養日となった27日、翌日に開催される準決勝に進出した4校がそれぞれ大阪府内で調整を行った。

準決勝第1試合は近江(滋賀)―智弁和歌山(和歌山)。2001年以来の決勝進出を狙う近江は、中継プレーの練習に時間をさいた。多賀監督は「勝敗の明暗を分けるのは失策と四球」と語り、守備からリズムをつくる戦いをイメージした。

対する智弁和歌山は02年以来4度目の決勝進出。今大会4強で唯一の優勝経験を誇る。チームは近江の2年生エース・山田をいかに攻略するかがポイントと見ている。中谷監督は「高校生で打ち崩すのは容易ではない。数少ないチャンスをモノにできるように準備したい」と辛抱強く攻撃の糸口を探り、一気に仕留める腹積もりだ。

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