【夏の甲子園】明桜ナイン3日連続順延で秋田帰還の吹奏楽部に「もう一度見てもらいたい」

13日13日、甲子園室内練習場での練習を終え引き上げる明桜・輿石重弘監督

第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)は14日、天候不良のため予定していた大会第3日の4試合が15日に順延となった。

12日から3日続けて全試合が順延になるのは、第57回大会(1975年)以来。今大会はこれで計4日順延となり、これも同大会(2度の台風の影響で計5日順延)以来となった。

大会本部は準決勝と決勝の間に予定していた「休養日」を取り消し、決勝は27日を予定。当初計3日だった「休養日」は、現時点で準々決勝終了後に設けている1日のみとなる。

今大会注目右腕で最速157キロを誇る風間球打投手(3年)を擁する明桜(秋田)は、この日午前6時半から甲子園室内練習場で約2時間の調整。オンラインで代表取材に応じた真柴育夢内野手(3年)は「モチベーションは上がっています」と、明桜の主砲らしく士気は高かった。

そんな中、順延が重なり吹奏楽部が秋田に帰還。真柴は「応援がすばらしいので残念です」と声を落としたが「もう一度、9イニングまでプレーするところを吹奏楽部の皆さんに見ていただけるように頑張りたい」とナインの思いを代弁し、初戦突破を誓った。

明桜は15日の第1試合で帯広農(北北海道)と対戦する。

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