中日・与田監督 G戦快勝も反省「ビシエドが打ったら勝てる、打てなかったら負けるではダメ」

4打点でお立ち台に呼ばれた中日・ビシエド

中日が27日の巨人戦(バンテリン)に4―1で勝利。先発・大野雄が7回1失点、4番・ビシエドが4打点と、投打の柱が活躍しての快勝だった。

ビシエドは初回無死満塁で右前2点適時打、2回二死二、三塁でも中前2点適時打を放ち、通算450打点。レオ・ゴメスの記録を抜いて、中日の外国人選手最多打点記録を更新した。

与田監督は「プロ野球界にとっても彼の存在は誇りに思っているし、野球に対する取り組み方もそうですし、大事な選手ですね」と主砲を絶賛。その一方で「あそこ(初回と2回の好機)で打たなかったら、どうなっていたかわからない。逆に言うと危うい。ビシエドが打たなかったら危うい試合をしてしまったので、そこは監督としては反省してます」と語った。

3回以降は巨人投手陣を攻めあぐね、結局、中日の得点は全てビシエドのバットによるもの。「打ったときの頼もしさはあるんですけど、ビシエドが打ったら勝てる、打てなかったら負けるという存在にしちゃいけない。ビシエドが打たなかったら負けていたかもしれないゲームだったので、誰かがカバーをする。そういうチームを目指したい」と与田監督は打撃陣の奮起を促した。

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