広島・栗林 ピンチ招くも21セーブ目「毎回毎回リセットして入っている」

阪神打線をしっかり封じた広島・栗林

また一つ積み上げた。広島のドラフト1位ルーキーの栗林良吏投手(25)が17日の阪神戦(マツダ)の6―4の9回に登板。ピンチを背負ったものの無失点で切り抜け、21セーブ目を記録した。

先頭・梅野に四球を与え、続く近本は中飛に打ち取ったが、中野に安打を許して一死一、二塁。さらにサンズの打席でフォークを暴投し、一死二、三塁のピンチを招いた。それでもギアを入れ替えた栗林はサンズを空振り三振、大山を三ゴロに仕留めて試合を締めてみせた。

前回登板は20日のヤクルト戦。登板間隔が空いたことは「問題なかったです」と頼もしい。この日で37試合目の登板だったが「前の試合も全然覚えていないですし、毎回毎回リセットして入っています」と栗林。東京五輪でも守護神を務めた右腕は「後半1試合目の登板から(五輪は)忘れてシーズンはシーズンでやっています」と淡々と語った。

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