MLB公式サイトのサイ・ヤング賞投票 大谷は5位にランクイン

メジャーリーグ公式サイトでは65人の専門家が現時点でのサイ・ヤング賞投票を実施。各リーグから3人の投票を選び、1位5ポイント、2位3ポイント、3位1ポイントで得点が与えられた。両リーグとも絶対的な候補者がいないため、合計22人の投手がポイントを獲得し、11人の投手が少なくとも1票の1位票を獲得するという混戦模様に。集計の結果、ア・リーグはゲリット・コール(ヤンキース)、ナ・リーグはウォーカー・ビューラー(ドジャース)が1位となり、大谷翔平(エンゼルス)はア・リーグ5位にランクインした。

ア・リーグは65人の専門家が投じた1位票が5人の投手に分散した。そのなかでコールが31人から1位票を獲得し、合計ポイントで1位にランクイン。今季はここまで23試合に先発して12勝6敗、防御率2.92、191奪三振と各部門でバランスよく好成績を残している。2位は1位票を24票獲得したランス・リン(ホワイトソックス)、3位は1位票を5票獲得したロビー・レイ(ブルージェイズ)、4位は1位票を2票獲得したクリス・バシット(アスレチックス)がランクインし、大谷は1位票を3票獲得して5位となった。

メジャーリーグ公式サイトは大谷について「オオタニはこの賞を受賞できるほどのイニングを投げていないかもしれないが、彼がエンゼルスにもたらしている攻撃力のことを考えると、候補に挙がっていること自体が驚くべきことである」と述べ、「オオタニは105イニングを投げて防御率3.00、WHIP1.06、127奪三振を記録。特にヤンキース戦で7失点を喫したあとは、7試合に先発して防御率2.20、44奪三振に対して4与四球と素晴らしい活躍を見せている」と活躍を称えた。

ナ・リーグは35人から1位票を獲得したビューラーがトップ。今季ここまで26試合に先発して13勝2敗、防御率2.02、178奪三振と見事な活躍を見せている。2位は1位票を19票獲得したザック・ウィーラー(フィリーズ)、3位は1位票を7票獲得したコービン・バーンズ(ブリュワーズ)、4位は1位票を2票獲得したケビン・ゴーズマン(ジャイアンツ)、5位は1位票を1票獲得したマックス・シャーザー(ドジャース)で、トップ5圏外のブランドン・ウッドラフ(ブリュワーズ)にも1位票が1票入った。

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