【スケボー】東京五輪後初戦…メダリストの風格 中山楓奈1位、西矢椛4位で決勝へ 

中山楓奈(右)と西矢椛

スケートボード・ストリートの世界最高峰プロツアー、ストリートリーグ(SLS)第1戦(現地時間27日、米国・ソルトレークシティー)、女子予選が行われ、東京五輪を湧かせた2人の日本人選手がそろって決勝進出を決めた。

五輪後初の大会だったが、2人にはメダリストの風格があった。五輪史上最年少の13歳で金メダルを獲得した西矢椛(ムラサキスポーツ)は、自由演技で競う「ラン」でいきなり高得点をマークすると、一発技で争う「ベストトリック」の1、2回目の試技を難なく成功させた。3、4回目の試技は「新しい技を試していた」と大技に挑戦。成功こそならなかったが、14・1点の4位で予選を通過した。

一方、五輪銅メダルの16歳・中山楓奈(ムラサキスポーツ)は「ラン」で得点を伸ばすことができなかったが「ベストトリック」の1回目の試技で得意の大技「フロントサイドKグラインド」を成功させるなど、終始安定した技を披露し、18・3点の予選1位で決勝へ。「手をつかずにちゃんと乗れ(決められ)てよかった」と振り返った。

今大会の予選は、スポーツ動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」で中継されたことから、ネット上では「オリンピック以来スケボーにハマった」「中山楓奈かっこいい!!」などの声が聞かれている。

また、男子予選に五輪金メダリストの堀米雄斗(XFLAG)ら日本勢は出場していない。

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