阪神・北川打撃コーチ 腹部にファウルボール直撃! 大事には至らず「OK」ポーズ

阪神・北川打撃コーチ

強烈なファウルの打球に矢野監督もあわや…。28日の広島戦(マツダ)の終盤で、阪神ベンチが肝を冷やした。

とは言っても、試合の結果ではない。2点を追った8回無死。広島助っ人・バードの150キロ台の剛速球に対し、1番・近本はファウルで粘る必死の抵抗。6球目の157キロは、三塁側カメラマン席へ強烈なライナー性の打球が飛び込んだ。

直後の続く7球目。敵右腕の156キロに再び食らいついた近本の打球は今度は、矢野監督や井上ヘッドら陣取る自軍の三塁ベンチへ一直線。1万1044人の観衆から悲鳴が上がる中、〝危険〟な一撃は監督の隣にいた北川打撃コーチの左腹部当たりを直撃してしまった…。

一瞬、ベンチも息を呑んで静まり返ったが、同コーチは患部をさすりながら大事に至らないことをアピール。最後は公称98キロウエートの主要部分を占めると思われる腹部の重量感を誇示するかのように〝OKポーズ〟も。これには場内の両軍ファンから「頑張れ~」と喝采を送っていた。

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