ニシタチ 暗く静か 過料までは営業の声も

ニシタチの店舗を巡回するニシタチまちづくり協同組合の齊藤友亮理事長(左)ら=27日午後10時53分、宮崎市

 店から漏れるわずかな明かりに、歩く人も数えるほど。新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が本県に適用された27日夜、宮崎市の「ニシタチ」は暗く静かだった。一方で居酒屋やキャバクラなど営業を続ける店もあり、「過料が科されるまでは営業を続ける」との声も。同措置の対象区域となり、酒類提供の終日自粛や午後8時までの時短営業を求められた県内最大の繁華街を歩いた。
 ニシタチに入ったのは午後7時半過ぎ。シャッターを下ろした店が目立ち、営業中の店も客の姿は少ない。午後8時を迎え、閉店作業をしていた焼き肉店の40代女性店長は「従わずに感染者が出ると店の信用問題になる。今は耐えるしかない」と淡々と話した。

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