中上貴晶「後方から追い上げる戦いになるので、ベストを尽くしたい」/MotoGP第12戦イギリスGP予選

 8月28日、2021年MotoGP第12戦イギリスGP MotoGPクラスの予選がシルバーストン・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は15番手に終わった。

 前日のフリー走行で総合15番手だった中上は、午前中に行われたフリー走行3回目で2分00秒053をマーク。前日の2分00秒870よりもタイムを短縮した。しかし、トップから1秒差に14台が入る接戦のなか12番手に終わり予選のダイレクトQ2進出を逃すことになった。

 予選Q1では1分59秒881をマークし5番手、15番グリッドとなった。2年前のイギリスGPで記録した1分59秒427を更新できず厳しい予選となった。セッション終盤のアタックでは、エネア・バスティアニーニ(エスポンソラーマ・レーシング)の転倒により、セクター3でイエローフラッグが提示。中上はその区間まで自己ベストを刻んでいたものの、イエローフラッグの影響でタイムを更新することができなかった。

 今週末はリヤのグリップに苦しんでいる中上だが、決勝日のウォームアップ走行で最後の調整を行い、決勝では追い上げを狙っていく。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(予選:15番手)
「今日はベストを尽くしましたが、スピードが足りず、ラップタイムも十分ではありませんでした。結局、ダイレクトでQ2に進出できず、Q1で5番手に終わったことで、15番グリッドが確定しました。明日は、15番グリッドから追い上げる戦いとなりますが、ベストを尽くします。そのためには、いいスタートを切らなくてはいけません。レースは20周なので順位を上げるチャンスはいくらでもあるはずです。ベストを尽くし、レースで何が起こるか見てみようと思います」

2021年MotoGP第12戦イギリスGP予選 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第12戦イギリスGP予選 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第12戦イギリスGP予選 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

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