中日が巨人に敗れ8月負け越し 与田監督「もう少し点を取らないと」

7回裏に高橋周平がタイムリー2塁打を放ったが…

中日が29日の巨人戦(バンテリン)に1―5で敗れ借金「12」。8月は5勝7敗2分となり、残り1試合を残して月間での負け越しが決まった。

バンテリンドームが最も盛り上がったのは3点を追いかける中日5回の攻撃だった。巨人先発・高橋が制球を乱し3四球で一死満塁と絶好の反撃機。だが、相手が与えてくれたチャンスを生かすことができない。京田は二直、代打の福田も三直に倒れ、竜党の歓声は大きなため息へと変わった。

5回3失点の先発・小笠原は「チームに申し訳ないと思っています」とガックリ。7回に3番手・田島が2点を失い0―5となったところで試合の大勢は決した。中日は7回に代打・高橋周の適時打で1点を返すのがやっとだった。

試合後の与田監督は「今日、5安打1点か。昨日は2安打…。結局3試合で6点か。もう少し点を取らないとなかなか勝つのは難しいと思う」と厳しい表情。打開策を問われると「特別打てるようになる要因は簡単ではないので根気よく続けていくこと。今まで取り組んでできなかったことは新しいことに取り組む。そういう勇気が必要になると思います」と語った。

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