<PR>最高基準の鉄骨製作技術で東京オリンピックのメインスタジアム「新国立競技場」の施工も手がけた藤木鉄工株式会社(新潟市中央区)

藤木鉄工株式会社 東港工場(新潟県聖籠町)

地震や台風などの自然災害が多い日本は、諸外国と比べ建築安全基準が非常に厳しく設定されている。東京オリンピック開催に合わせ新たに建てられ、2019年11月に竣工した新国立競技場もまた、厳しい建築基準によって建築されている。

新潟市中央区に本社を置き、新潟県聖籠町に工場を構える藤木鉄工株式会社は、そんな日本の建築を支える企業の一つで、先ごろ開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の会場として使われた、新国立競技場のスタンド鉄骨をメインで施工した。

新潟県内初のSグレード認定工場

藤木鉄工東港工場

藤木鉄工株式会社(旧:藤木鉄工所)は昭和2年に船舶を扱う鍛冶屋として創業し、現在は鉄骨・橋梁のメーカーに至る。新潟は元々港町なので、創業当時から船に関する仕事が多くあったが、時代の変遷とともに鉄の需要が、海から陸上の構築物に変わっていき、次第に藤木鉄工も建築鉄骨を扱うようになった。直近(2020年12月)の売上高は約146億円、従業員は260名以上で現在まで丸94年以上続く老舗企業として地域に根付いている。

2016年、藤木鉄工は国土交通大臣認定制度における5段階グレードのうち、鉄骨製作工場の最高位である「Sグレード」を取得している。このSグレードは、あらゆる建築物に適した高品質な鉄骨を製作できる高い技術力を有する工場に対し、多岐にわたる厳しい審査を経て与えられる工場認定だ。なお、国内鉄骨工場のうち5段階グレード認定を受けている企業は2021年3月時点で約2,200社あり、このうちSグレード認定を受けている会社は14社、工場数にして19工場のみである。

藤木鉄工株式会社の熊倉吉一代表取締役

2017年、藤木鉄工は、東京オリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場のスタンド鉄骨をメインで施工することとなった。藤木鉄工の代表取締役の熊倉吉一氏は、「もともとHグレード(Sグレードより1ランク下位のグレード)の認定を受けていましたが、弊社の未来を考え、2014年にSグレードを目指すためのプロジェクトチームを作り、2016年にそれを達成する事ができました。Sグレード認定を受けた事で仕事の幅が広がり、2017年には国家的プロジェクトの一員として新国立競技場の施工に携われた事は大変嬉しく思っています」と振り返る。

AI時代と言われる中での「人の手」の重要性

BOX柱組み立ての様子。自動化が進む現代でも職人による手作業が大切だという

昨今、AI(人工知能)やDX(デジタルトランスフォーメーション)などのワードを耳にする事も少なくない。建築業界でも徐々にそれらを利用した業務の自動化が進みつつあり、藤木鉄工でも業務の自動化が進んでいる。しかし、自動化が進む現代でも職人による手作業が大切だという。

「日本の建築鉄骨の特徴として同じものが2つとしてないことから、必然的にオーダーメイドになる。つまり、ある一定のところまでは自動化ができていくが、最後は人の手が介入しないと完結しない業種であるといえます」(熊倉社長)

続けて、「最終的にそこがミソで、手作業の部分が有るからこそ技術力の差がでてくることになる。コストダウンのために人件費の安い海外のメーカーに頼む場合が出てくると思うが、職人技が必要な業種でも有り、技術力がある国内メーカーの強みが生きてきます」と語る。

人によって繋ぐ歴史と信用

ミーティングの様子

藤木鉄工は健康経営優良法人2021の認定を受けており、社員の健康診断率は100%。また今春には禁煙手当制度を制定し、タバコを吸わない従業員に対し月当たり2,000円の手当を支給している。さらに、従業員には昼食補助も支給し、会社が全従業員に対し三大疾病に罹患した際に100万円の給付金が支払われる保険をかけることなども行なっている。

こうした手厚い福利厚生や、健康に配慮した施作を行う理由として熊倉社長は「会社の歴史や技術は人が繋いでいき、それが、かけがえのない信用に繋がっていくと考えています。このため、従業員が安心して働ける環境を整えようと常に心がけています」と事業を支える「人の重要性を説く。

鉄骨は完成すると隠れて見えなくなってしまう場合が多い。歴史と共に積み上げた信用が、見えない部分を任せる事ができる企業かどうかの判断を分けるポイントになる事も少なくない。

100周年を目指して

100周年行動指針。2027年に迎える100周年を見据え、「100周年に向けてナンバーワンを目指します」という目標を掲げている

藤木鉄工では2027年に迎える100周年を見据え、100周年行動指針を策定し「100周年に向けてナンバーワンを目指します」という目標を掲げている。「社員もその家族も含め、全てのステークホルダーが幸せに、満足できる会社を目指しています」と熊倉社長は言う。

「会社の成長というのは売上やシェア率という様々な指標で測ることができると思います。しかし我々の仕事というのは物売りではないので、簡単に売り上げやシェアを伸ばすということはできません。ですから、『現状の経営資源を十二分に活用して、いかに社員満足度を上げていくか』という点でナンバーワンを目指します。すべてのステークホルダーから信頼される企業を目指していきます」と、熊倉社長は100周年に向けた熱い意向を示す。

最後に、「これからは少子高齢化社会で事業が急激に大きくなるという事は考えにくい。持続可能な経営を意識し、社員のみなさんが『入社してよかったな。この仕事をしてよかったな』と、また弊社と関わった皆様が『よかったな』と思ってもらえるような会社づくりを目指してます」と話した。

【藤木鉄工株式会社 概要】

本社住所 新潟市中央区東大通1-2-23北陸ビル5階
TEL 025ー255ー5158(本社)
URL:藤木鉄工株式会社HP

新国立競技場のスタンド鉄骨をメインで施工した

本記事は、藤木鉄工株式会社の提供による記事広告です。

© にいがた経済新聞