IOC前会長ジャック・ロゲ氏死去 山下会長、橋本会長が追悼「安全・安心な形で必ず成功させたい」

(左から)山下会長、橋本会長

東京五輪・パラリンピックの招致が決まった際に国際オリンピック委員会(IOC)の会長を務めていたジャック・ロゲ氏が79歳で死去したことを受け、日本オリンピック委員会の山下泰裕会長と大会組織委員会の橋本聖子会長がコメントを発表した。

山下会長は「スポーツを心から愛し、ドーピングを許さない強い姿勢、また、若者のスポーツ参加へのアプローチとしてユースオリンピックを創設、国連との協働の重視など、スポーツの健全な発展とオリンピック・ムーブメント推進、スポーツの枠を超えた連携体制構築のために多大なる貢献をされました。スポーツの力を信じ、惜しみない貢献をされたロゲ前会長の意思を、オリンピックファミリーの一員として、多くの方と共につないでまいります」などとつづった。

現在はちょうど東京パラリンピックが開催中。橋本会長は「2013年9月、ブエノスアイレスのIOC総会で、TOKYOと書かれたカードを掲げて開催決定を発表いただいた姿が、私たちの目に今でも焼き付いています。ロゲ前会長がご尽力されたオリンピックの価値擁護の意思を胸に、国際スポーツ界の益々の発展のためにも、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を安全・安心な形で必ず成功させたいと思います」などと決意を新たにした。

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