【車いすテニス】国枝&上地が快勝で8強入り 国枝「この調子で次も頑張る」

ストレート勝ちで8強入りを決めた国枝(ロイター)

男女のエースが躍動だ。東京パラリンピック・車いすテニス競技(30日、有明テニスの森)、男女シングルスが行われ、男子3回戦は、世界ランキング1位の国枝慎吾(37=ユニクロ)が紀珍旭(中国)に2―0でストレート勝ち。女子2回戦は、世界ランク2位の上地結衣(27=三井住友銀行)がメイリコル・ドゥバル(ブラジル)を2―0のストレートで下し、ともに準々決勝進出を決めた。

2012年ロンドン大会以来のシングルス金メダルを目指す国枝は、ツアーへの参加頻度が低い中国選手と対戦。「中国の選手は僕を研究していると聞く。それに見合うようにしっかり迎え撃ちたい」と気を引き締めてコートに立つと、スタートから9ゲームを連取。終始圧倒したテニスを見せ「試合に入ったら自分のテニスが最初から最後までできた。サーブが良かった。この調子で次も頑張る」と手応えを口にした。

16年リオ大会の銅メダル越えを狙う上地は「相手はパワーがあり、若いし勢いもある。調子が上がる前に抑えないといけないと思って試合に入った」とドゥバルを分析。ラリー戦に持ち込み、相手のミスを誘う大人のテニスを披露した。次戦に向けては「もう1つギアを上げないと勝てない」と意気込んだ。

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