【東京パラリンピック】ブラインドサッカー・ブラジルに完敗も中国戦に引き分け以上で4強

ブラインドサッカーで日本は1勝1敗に

東京パラリンピック・ブラインドサッカー(30日、青海アーバンスポーツパーク)、1次リーグが行われ、日本はブラジルに0―4で敗れ、通算成績を1勝1敗とした。

29日のフランス戦で4―0と快勝していた日本だが、いきなり前半5分にブラジルのMFライムンド・メンデスに先制弾を許す苦しい展開。前半は何とか0―1で折り返したものの、後半5分にFWチアゴ・ダシウバが華麗なドリブルから豪快に右足を振り抜き、追加点。さらに、同16、19分にはエースのFWリカルド・アウベスに2得点を喫した。

攻撃陣もブラジルの堅守を崩すことができず、シュートは後半の1本のみ。フランス戦で2得点を挙げたFW黒田智成(八王子盲学校)は「世界のトップレベルのプレーを肌で感じて、強さ、速さ、うまさ、全てを兼ね備えている実力を見せつけられた。もっと前に出た方がプレッシャーをかけてボールを奪えた。ちょっとそこが悔しい」と唇をかんだ。

悔しい結果に終わったが、31日の中国戦で引き分け以上の場合、準決勝進出が決まる。高田敏志監督は「やっぱりブラジルは強かった。ただ、いいシーンはいっぱい出てきた。いいところをもう一度確認してやっていきたい」と気持ちを切り替えた。

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