【サッカー男子】ブラジルが2大会連続金メダルに王手 PK戦でメキシコに引導

決勝進出を喜ぶブラジル代表(ロイター)

東京五輪サッカー男子ブラジル代表は3日、準決勝メキシコ戦(カシマ)で0―0のまま120分で決着がつかず迎えたPK戦(4―1)の末、勝利をつかんで2大会連続金メダルへ王手をかけた。

サッカー王国が2012年ロンドン五輪金メダルのメキシコ相手に、苦しみながらも勝利をつかんだ。主導権を握りながらもゴールが遠い展開。前半28分にはPK判定がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経てノーファウルとなった。後半37分にはFWリシャルソン(エバートン)が右クロスに頭で合わせるも、左ポストをたたき、ゴールは生まれなかった。延長に入ってもメキシコに粘られて勝負はPK戦に突入した。

PK戦ではブラジルがきっちり決めたのに対し、メキシコは2連続で失敗。最後は4人目のキッカーMFレイニエル(ドルトムント)が決めて勝負がつくと、イレブンは抱き合って喜びを爆発させた。決勝(7日、日産)は日本―スペイン戦(3日20時キックオフ、埼スタ)の勝者と対戦する。

© 株式会社東京スポーツ新聞社