大谷翔平が明日の登板を回避 トラウトは今季絶望の可能性も

エンゼルスが誇る2人のスーパースターについて、故障の続報が届いた。大谷翔平は日本時間9月1日のヤンキース戦に先発する予定だったが、同8月29日のパドレス戦で右手首付近に投球を受けた影響で登板を回避することに。大谷の代わりにハイメ・バリアが先発することが発表された。一方のマイク・トラウトは左ふくらはぎの故障により5月中旬から長期離脱しているが、まだ痛みが残っているという。トラウトの故障が癒えて、戦列復帰に向けたリハビリを行うためには、十分な時間が残されていないかもしれない。

大谷は日本時間8月29日のパドレス戦で初回にライアン・ウェザースが投じた93マイルの速球を右手首付近に受けた。試合には出場を続け、今季20個目の盗塁を決めて球団史上初となる「40-20」を達成。また、試合後にはX線検査を受け、骨に異常がないことが確認されたものの、まだ痛みが残っているため、登板を回避することが決定された。次回登板は未定となっている。

ジョー・マドン監督は「彼は元気だよ。少し痛みが残っているだけさ」とコメント。「投げることに関して多少問題がある。だから、彼の準備が整うまで投げさせないことにした。(7月の)親指の問題と同じような感じだね」と述べた。大谷は7月下旬にダグアウトに座っていたときに右手にファウルボールを当て、登板が3日後に変更されたことがある。マドンはこのときと同様に、大谷が短期間で投球を再開できると考えているようだ。

すぐに投球を再開できる見込みの大谷とは対照的に、トラウトは戦列復帰を果たせないまま今季を終える可能性が出てきた。ベースランニングを含め、徐々に本格的な練習を再開しているトラウトだが、そのなかで左ふくらはぎの痛みが再発しているという。マドンは「(今季絶望の)可能性はある。それに近いことを言わないといけないタイミングが近付いているかもしれない。でも、彼は復帰を望んでいるから、我々は彼の意思を尊重するよ」とコメント。依然として戦列復帰の見込みが立たない状況が続いている。

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