本当にあった怖い” 火災 " 談話 長崎市消防局 動画で原因や予防策を紹介

火災原因を怪談風に語る「119チューバー」の男性

 ろうそくに囲まれた男性が身震いして語る。「とてもとても恐ろしい出来事だった」-。長崎市消防局は今月から、5種類の火災原因を怪談風に紹介する動画をユーチューブで配信している。
 予防課の川口信太郎さん(38)が市民に関心を高めてもらおうと発案し、制作を外部に委託した。「119チューバー」の男性が、火災原因の▽たばこ▽電気器具・配線▽こんろ▽ストーブ▽ろうそく-について、発火の状況や予防策を不気味に語る。
 実話を基にしたシナリオで、動画用に再現実験もした。数々の火災現場に駆け付けた川口さんでも、燃え広がる炎に恐怖を感じたこともある。「本当にあった怖い話ですが、もうあってはいけない話です」

© 株式会社長崎新聞社