昭和13年の満洲だからこそありえる殺人動機とは?! 令和ミステリ界のフロントランナー・伊吹亜門『幻月と探偵』発売!

株式会社KADOKAWAは、 伊吹亜門氏の最新小説『幻月と探偵(げんげつとたんてい)』を2021年8月30日(月)に発売。 第12回ミステリーズ!新人賞受賞短編を含むデビュー作『刀と傘 明治京洛推理帖』(東京創元社)で、 「ミステリが読みたい!2020年版」第1位と本格ミステリ大賞を獲得し、 一躍新世代ミステリ作家の先頭集団に躍り出た伊吹氏。 三作目となる本作は、 昭和13年の満洲・哈爾浜を舞台にした歴史本格ミステリ。

1.大戦前夜の満洲でしかありえない、 驚愕の犯行動機

歴史と本格ミステリの融合を得意とする伊吹氏が、 今回舞台として選んだのは満洲。 日本とは異なる厳寒にして荒涼とした大地と、 盧溝橋事件後の情勢などの条件が揃ったとき、 世にも稀な犯罪が起きる――。

2.連続毒殺事件と脅迫状の謎

物語の中心は、 元陸軍中将の屋敷で巻き起こる連続毒殺事件。 晩餐会で盛られた猛毒、 停電中の実験室での不審死、 脅迫状に記された謎の言葉「三つの太陽を覚えているか」など、 ミステリ好きのツボを突く要素が目白押し。

3.岸信介の企み

伊吹ミステリの特徴の一つである、 実在の歴史的人物の事件への関与。 今回登場するのは「昭和の妖怪」と呼ばれ、 内閣総理大臣も務めた革新官僚・岸信介。 物語は、 私立探偵・月寒三四郎に岸が事件の調査を依頼するところから始まるが――。

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