【オクラホマ州オクラホマシティー30日(日本時間31日)発】WWE・ロウで、ロウタッグ王者の〝毒蛇〟ランディ・オートン(41)と元UFC戦士リドル(35)のコンビ「RKブロ」が絶好調だ。
この日の冒頭でWWE王者のラシュリーと相棒のMVPが登場し、MVPが「ビジネス的にはラシュリーが2冠王者になる方がいい」とオープンチャレンジを宣言し、US王者ダミアン・プリーストを挑発した。そこへ現れたのがRKブロの毒蛇だ。「ラシュリーは欲張り野郎だ」と言い放つと、ラシュリーも「もう一つはUS王座じゃなくてもいい。タッグ王座を奪取しよう」と標的を変更。リドルがラシュリー&MVPを指名したオープンチャレンジを宣言し両チームによるロウタッグ王座戦が決定した。
WWE王者のラシュリーはもちろん、MVPも元US王者で新日本プロレスでは初代のIWGPインターコンチネンタル王者となった実力者だ。リングサイドでは前タッグ王者AJスタイルズ&オモスがゲスト解説。RKブロは厄介な相手に囲まれたが、この日はリドルが大奮闘だ。
場外へのムーンサルトでラシュリー&MVPに反撃すると、リップコードニーストライクから必殺のフローティングブロ(変型スワントーンボム)をラシュリーに叩き込んだ。ところがここで実況席にいたAJ&オモスが介入。場外にいたオートンにオモスが襲い掛かったが、リドルがエプロン越しのドロップキックでオモスを退治。さらに毒蛇もAJを抱え上げて実況席の上に放り投げた。
ここでリドルはMVPのスープレックスを後方回転でかわすと、ニーストライク一閃。さらにコーナー上段からフローティングブロを決めてMVPにフォール勝ちし、RKブロがロウタッグ王座防衛に成功した。
試合後には敗れたラシュリーが腹いせでリドルにスピアーを放ったが、すかさずオートンが必殺のRKOでWWE王者を制裁。毒蛇らしいずる賢さでリドルを援護した。
ベテランと元UFC戦士の異色コンビは連係がうまくかみ合い始め、ロウマットでますます存在感を高めている。